(月刊タイガース1月号より抜粋)
―2013年のシーズンが終わり、そこからすぐに先の秋季キャンプから2014年に向けてのスタートが切られました。昨シーズンの振り返り、反省点というのはもうこれまで何度も言われてきたと思うのですが、新しいシーズンに向けてどの様なことを主眼としているのでしょうか?
これは色々なところで聞かれたり、こちらからも発言はしているんだけれど、まず昨年の反省として、十分戦えるという感触を持つことはできていたんだけど、それが最後まで続かなかったというところ、これは体力だけでなく精神的な面でもね。
そこが足りなかったということで、11月のキャンプでは、これまでなら体ができている状態なので技術練習に重点を置くんだけど、逆にトレーニングに時間を費やして、もう一度基礎となる部分を鍛えようということでやってきました。
ただ、秋と春のキャンプだけで、一年戦うための体力を作ることはできないんだけど、やっぱりそういう意識付けをしっかりとして、またその貯金がなくなる頃に、シーズン中もう一度鍛えると。
結局、優勝するチームというのは9月中旬、10月に上がってくるというか本来の力が発揮できるということだし、そのあたりのことが足りなかったと、一年戦ってみてすごく痛感しています。