クローズアップインタビュー

藤浪晋太郎
■生年月日/1994年4月12日・19歳 ■身長・体重/197cm・86kg
■出身地/大阪府 ■投打/右・右■学・球歴 大阪桐蔭高-阪神(‘12年度ドラフト1位~)■主なタイトル・記録/オールスターゲーム出場('13年)

 プロの世界への順応力、技術、思考、態度、その佇まい・・・。確かにそのどれをとっても、今年高校を卒業したばかりの19歳のものとは思えない。藤浪晋太郎投手は、プロとしての資質と計り知れない可能性を併せ持っている。その反面、ゲームから離れれば、時折19歳らしい初々しさ、青年というより少年に近い無邪気さを垣間見せることもある。そのギャップが、余計にそのピッチングの非凡さを際立たせているのだろう。
 昨年10月25日のドラフト会議から春季キャンプを経て、藤浪フィーバーで幕を開けたルーキーイヤーのシーズンも終わりに近づいている。しかし、残り少ないゲームそしてポストシーズンを最後の最後まで全力で投げ抜いて、これから始まる輝かしいプロ生活の門出の年にしてほしい。


 
―まだシーズンを振り返る時期ではないのですが、藤浪投手はプロの世界に入ってここまで20試合に登板して10勝5敗。その中には納得のいくピッチング、いかなかったピッチングがそれぞれあると思いますが、全体的に見て、自分としては満足のできるシーズンになっていますか?
まあローテーションに入っているピッチャーとしては、満足のいく結果を残せているとは言えないですね。結果として勝ちをつけてもらっている試合ばかりのなで。ただ、シーズン前に自分が思っていた位置から見ると、合格ではあると思います。

―先日の甲子園では5敗目を喫しました。あれが甲子園での初めての敗戦となったわけですが、自分ではそういうことを全然気にしていなかったと言っていましたよね。
そうですね。自分に黒星がついてないというだけで、実際には試合に負けていたわけですしね。だからそういうことは全然気にしていないですし、「だからなんやねん!」くらいの気持ちでいてましたから。まあ別に甲子園で負けがついてないからどう、っていうのはなかったです。



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