藤浪晋太郎 プロの世界への順応力、技術、思考、態度、その佇まい・・・。確かにそのどれをとっても、今年高校を卒業したばかりの19歳のものとは思えない。藤浪晋太郎投手は、プロとしての資質と計り知れない可能性を併せ持っている。その反面、ゲームから離れれば、時折19歳らしい初々しさ、青年というより少年に近い無邪気さを垣間見せることもある。そのギャップが、余計にそのピッチングの非凡さを際立たせているのだろう。
昨年10月25日のドラフト会議から春季キャンプを経て、藤浪フィーバーで幕を開けたルーキーイヤーのシーズンも終わりに近づいている。しかし、残り少ないゲームそしてポストシーズンを最後の最後まで全力で投げ抜いて、これから始まる輝かしいプロ生活の門出の年にしてほしい。
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