クローズアップインタビュー｜阪神タイガースの球団発行誌「月刊タイガース」

5月29日更新

平野恵一

新井良太

月刊タイガース（今月号）
クローズアップインタビュー

クローズアップインタビュー

平野恵一
■生年月日/1983年4月7日・33歳　■身長・体重/169cm・67kg
■出身地/神奈川県　■投打/右・左
■学・球歴/桐蔭学園高-東海大-オリックス('01ドラフト自由枠)-阪神（'08～） ■主なタイトル・記録/オールスター出場（'05･'10･'11）、カムバック選手賞（'08）、ベストナイン（'10･'11二塁手）、ゴールデン・グラブ賞（'10･'11二塁手）

　オリックスで6年、阪神に移籍して5度目のシーズンを迎えている平野恵一選手。これまで積み重ねてきた努力と経験、そして決死の覚悟に裏打ちされたそのプレーは、チームの勝利に大きく貢献し、数多くのファンを魅了してきた。かつては選手生命が危ぶまれるほどの大ケガから復活し、カムバック賞を受賞。昨年、一昨年はベストナイン、ゴールデン・グラブ賞を連続Ｗ受賞した。そして今年こそ、自身がこれまで経験したことのない最大、最高の勲章を手にするべく、グラウンドを躍動する。

―平野選手は開幕戦で3安打。4月はサヨナラヒットもありました。個人的にはここまでの貢献度をどう感じますか？

まだまだですね。満足なんて一つもしてませんし、本当悔しい思いばっかりなので。和田さんには「こいつは黙っていてもやってくれる」と信頼してもらって、「絶対に優勝できるチームだ」と言われてますけどね。だからそれは逆に言えばプレッシャーでもありますけど、何とかやって恩返しをしなければという思いは強いですね。

―開幕からは一番打者、チーム事情も合って最近は二番という打順。求められる役割はいろんなことがあると思うのですが、今年自分が一番意識していることはどういうことでしょう？

やっぱり期待に応えられるような働きをしたいと。やっぱりこの選手は必要だとか、ここはこの選手じゃなきゃダメだとか、そういう信用していただけるようなプレーヤーになりたいと思っているので。そういうところですね。