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岩崎優 結び束ねる

(月刊タイガース3月号からの抜粋)
このインタビューの完全版は、月刊タイガース3月号(3月1日発売)6~11ページで!

─大山選手が残留を決めた理由の一つが、もう一度このメンバーで優勝、日本一を勝ち取りたいというものでした。悩むたびに、やはり2023年の優勝、日本一の光景が脳裏によぎったのでしょうか。
 その優勝、日本一の光景だけではなく、今までのタイガースでの野球人生のいろいろなことが思い出されました。そこで今のチームメート、監督、コーチ、裏方さん、すべての方ともう一回全員で喜びたいなと思ったことは間違いないので、そこがやっぱり残留を決めた要因かなと思います。

─もう一つの理由に挙げておられたのが、ファンの存在。昨年のファン感謝デーでのたくさんの赤いタオルや大声援で、大きく感じるものがあったとおっしゃっていましたが、あの日も大きなポイントだったと。
 あの時期は本当に1日1日の中でも何分単位で自分の中での(決断の)割合が変わっていて。ちょっとしたことで心がどちらに傾くかという状況だったので、名前を呼ばれた時の歓声やコールは、自分の中ですごく大きなことでした。

─強い覚悟で残留を決めて、そこからご自身の中での本当のオフと言いますか、トレーニングの期間に入られたと思いますが、いつも通り、やるべきことをやるオフが過ごせましたか?
 そうですね。今までやってきて必要だと思ったこともやりつつ、新たに必要だなと思うことを取り入れたりしました。年齢もどんどん上がってきますし、「若い時にできていたのに今はちょっとイメージと違う」ということもあると思うので。今までは技術的なことをメインでやっていましたが、今後は体のことも重点的にやっていく必要があると思ったので、そこは少しずつ変わってきていますね。

─今年は打順も五番に変わりそうです。それでも大山選手がやることや、気持ちは変わらずでしょうか?
 これはずっと言っているんですが、僕は打順は関係ないと思っていて。その時に任された打順でしっかりやるだけですし、状況状況に応じてやることは変わってくると思うので、その場面でいろんなパターンを作れるように今やっていますね。いざ困った時に余裕を持てるようにするためには、準備も大切なので、そのパターン、引き出しを増やしていっています。

─最後に、月刊タイガースの読者からも「大山選手が残ってくれてうれしかった、ホッとした」というお便りがたくさん届いています。改めて読者の皆さんに、今季への思い、抱負をお願いします。
 やっぱり勝つことが一番だと思いますし、選手全員がそれに向かってやっていこうと思っていますので、もう一度チーム一丸となって頑張りたいです。また熱い声援を、甲子園でも、他の球場でも、毎試合いただければうれしいです。





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