(月刊タイガース2月号からの抜粋)
このインタビューの完全版は、月刊タイガース2月号(1月31日発売)4~9ページで!
─4年目の2024年シーズンは、7勝11敗と負けが先行してしまいましたが、個人としてはどのように振り返りますか?
負け越して借金を作ってしまったので、良いかと言われたら良くないですが、イニング数はしっかり投げられましたし、防御率も2点台中盤ということで、そこは良かったのかなと。(星取りが)悪かったからとネガティブになるのではなく、プラスの要素もあるので、そこを(自分に対して)褒めてあげて、自信を持ってできればなと思います。
─丸1年ローテーションを守って、2年連続規定投球回にも到達。契約更改時には球団からもしっかり評価してもらえたとおっしゃっていました。ご自身の中で次へのステップアップの1年にもなったと?
そうですね。成績だけパッと見たら、そこまで良くないと思われるかもしれないですけど、内容を噛み砕いていったら本当に良い評価をしてもらえました。そこはうれしかったですし、またそれを自信にしたいです。3年(ローテで)回って一流と言われているので、もう1年しっかりやりたいなと思います。
─そんな中で、今年はスローボールを多用されていました。65キロという“超遅球”もありましたが、あのボールを増やそうと思った意図は?
まあ“遊び心”というか、昨年大竹さんが投げていて、面白いなと思いながら見ていたんです。バッターもそこまで振ってきていなかったですし、試合の中でも遊び心を使えて面白いんじゃないかとずっと思っていて。いざ自分も投げるのはやっぱり勇気がいるんですが、投げてみてバッターの反応も面白かったですし、球場も「おおー」みたいな感じで面白い雰囲気になっていたので、そこもちょっと楽しみながら。試合には集中しているんですが、ある意味で切り替えるためにも投げていて、うまく使えたかなとは思います。
─まもなく新監督、新戦力とともに2025年のシーズンを迎えますが、改めて抱負をお願いします。
一番はチームの優勝で、それが本当に大前提ですね。あとはそこに自分の成績がついてくればいいなと。まずは優勝、日本一を目標に、自分は160イニング以上投げて、防御率1点台でいければ、チームに貢献できて優勝が見えてくると思うので、そこを意識してやっていきたいと思います。