(月刊タイガース11月号からの抜粋)
このインタビューの完全版は、月刊タイガース11月号(11月1日発売)10~15ページで!
─今年は11勝を挙げて2年連続二桁勝利。ご自身で今年の投球はどう評価されますか?
1月の自主トレから肩の状態があまり良くなくて、まあでもどうにか大丈夫だろうと思ってはいたんですが、キャンプに入ってもなかなか全力で投げられない状態が続いていて、試合で投げ出したのは3月に入ってからだったので、かなり不安はありました。その時の状態から考えれば、よく開幕に間に合って24試合投げられたなと。でも、これが自分のできる最大限という感覚も全くないですし、また一段階上のレベルに上がるための良いステップになったかなというような感覚ではあります。
─初の規定投球回にも到達しました。これは目標の一つでもありましたよね。
先発で投げていく以上、規定を投げて10勝以上するということはずっと言っていましたし、誰しもが目指すところだと思うので、自信にはなると思います。ただ、今年に関してはそこが目標だったんですが、次からはこれが当たり前で、内容面で完投完封を増やしていくとか、そういうところに目が向くようになれば、もう一段階上に行けるかなと。
─タイガースファンの方からも大竹投手に対して「阪神に来てくれてありがとう」という言葉をよくお聞きします。タイガースファンへの思いも改めてお願いします。
やっぱりこの甲子園球場の声援は、どこと比べても絶対日本一だと思うし、そういう下でプレーできるありがたみを本当に毎日感じています。それを忘れてしまったら終わりだなと思いますし、勝っていても負けていても、大雨が降っている時も(笑)、変わらず最後まで応援してくださるので。最近は電車に乗っていても、めっちゃ話しかけられたりして(笑)。選手もみんな家族というか、息子に話してくれるているような、そういうアットホームなところも僕はすごく好きですし、モチベーションにもなっているので、これからも喜んでもらえるような試合をみんなで作っていけたらと思います。