(月刊タイガース8月号からの抜粋)
このインタビューの完全版は、月刊タイガース8月号(8月1日発売)4~9ページで!
─今季ここまでの才木投手は、8勝、防御率1・12というものすごい数字ですが、ご自身ではどう振り返りますか?
結果だけを見れば、良い数字が残せているんじゃないかとは思いますけど、内容的にはまだまだもっと良くなると思っています。ここで満足せず、もっと良い数字が残せると思っているので、そこに向かって自分ができることをしっかりやるだけかなと思います。
─そんな中で今季は、スライダーの割合が増えて、被打率も非常に良くなっています。
変化球の精度が上がって、何とか抑えられてはいます。まっすぐに関してはまだまだ自分が納得できるところまで来ていないので、そこのレベルも上がってくれればもっと良いピッチング、パフォーマンスが出せるのかなと思います。
─良くなってきた変化球を活かすためにも、やっぱりまっすぐが良くなることが大事ですよね。
そうですね。基本はまっすぐですし、まっすぐが良くないと変化球は活きないですからね。バッターも振ってくれないですし、自分のピッチングスタイルとしてもまっすぐが一番の魅力だと思っているので。見てくださっているファンも、変化球ばかり投げている自分を見てもたぶん面白くないと思いますし、まっすぐでどんどん押してファウルや空振り、三振を取る姿を見てもらえたらワクワクしてくれると思うので、そういう意味でも、まっすぐのレベルをもっと上げたいです。
─すでに投球回数は100を超えました。当然規定投球回到達は目標の一つでもあると思いますが、この暑い季節を乗り越えるために考えていることは何かありますか?
7月、8月はトレーニングというよりは、中6日の間でどれだけコンディションを整えて、ベストパフォーマンスを出せる体に持っていくのかがすごく大事だと思います。暑いと体も硬くなりやすいですし、内臓的にも良くはないので、食事や睡眠にも気をつけながらやっていければ。昨年はなかなか簡単に回復しないなと思うこともありましたが、今年はしっかり回復させながらできているので、そこは継続しながらやっていきたいです。
─8月をしっかり乗り切れば、個人的にはいろいろなタイトルも見えてくると思います。そこに向けての思いは。
タイトルはもちろん、獲れるものは全部獲りたいと思っています。でもまだ二カ月以上残っているので、そこは考えすぎず、まずは自分のできることを一試合ずつ、一つずつしっかりやっていければ、結果として勝手についてくるのかなと。あまり先を見ず、目の前の試合をしっかり投げられるようにやっていけたらいいかなと思います。