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クローズアップインタビュー 近本光司 チカラの限り。

(月刊タイガース5月号からの抜粋)
このインタビューの完全版は、月刊タイガース5月号(5月1日発売)4~11ページで!

─6年目のシーズンが始まりました。チャンピオンフラッグがはためいていたり、チャンピオンユニフォームを着たり、どうしてもチャンピオンチームだ、ということを意識させられるシーズンだとは思いますが、近本選手的にはいかがですか?
 僕自身はチャンピオンとか、去年優勝したということはあまり思っていなくて、ただ「今年も優勝したいな」というくらいの気持ちですね。監督も去年は優勝の“ゆ”の字も言わなくて「アレ」って言っていたのに、連覇になったら「連覇連覇」ってどんどん言って、「めっちゃ意識させるやん!」って思うんですけど(笑)。まあそれは監督の言う自分に対するプレッシャーだったり、思いだったりなのかなと思うので。でも僕自身は連覇っていうのは気にしていなくて、ただ優勝できるように頑張ったらいいのかなと、すごく思っています。

─いつも通り泰然自若な近本選手ですが、個人的にはどんなシーズンのスタートになっていますか?
 すごく自分の中でやりたいことがしっかりできているこの10試合くらいですね。数字的にも良いところと悪いところがありますけど、ある程度こういうくらいかな、という部分も多いので。それが今後続くわけではないですし、悪くなった時にじゃあどう修正していくか、どうチームに貢献していくかというのを、これから30試合超えてきたら考えていこうかなとは思っています。今は自分のやりたいことをしっかりできているので、まあまあいいかな、という感じですね。

─昨年10月に優勝記念号でお話を伺った時「もっとヒットを打ちたい」という言葉も残されていましたが、「ボール球を振らない」という昨年のテーマがあったからこそ生まれた、渇望から出た言葉なんじゃないかと思いました。
 そうですねえ。打てていたのに打たなかった、という部分もあったと思うので、そういったところでは自分のエゴを出して、自分の本能を求めてもいいのかなと。だからヒットを求めてもいいかなと思いました。

─周りからは「連覇」が期待されるシーズンですが、近本選手的にはその場その場でやりたいことをやりながら、「力の限り」頑張るしかない、という感じですよね。
 そうですね。1試合1試合勝つしかできないのでね。1日2勝とかできないですし、どれだけ点を取っても「勝ち」しかつかないので、今日をしっかり勝てるように頑張りたいと思います。




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