(月刊タイガース3月号からの抜粋)
このインタビューの完全版は、月刊タイガース3月号(3月1日発売)4〜9ページで!
―9年目のキャンプを迎えました。今年の沖縄は、ここ数年とは少し気持ちが違うのではないですか?
そうですね。やらなきゃいけないと思っているので。去年本当にふがいないシーズンを過ごしてしまったので、今年は勝負にいかないといけないと思っていますし、ここ何年かと比べたらすごく気持ちの入ったキャンプになっていると思います。
―チームは昨年18年ぶりの優勝、38年ぶりの日本一を達成。「とにかくチームとして勝ちたい」とおっしゃっていたシーズンでしたが、実際に達成していかがでしたか?
僕自身はあまり活躍していないですけど、優勝の輪に入れたのはすごくうれしかったですね。でも自分の思い描いていた立場と去年の結果が違って、輪にはいましたけど中心にいることができなかったので。もちろん優勝に関してはうれしい気持ちのほうが大きいですけど、やっぱり自分が中心となってまた優勝したいと強く思いました。
―青柳投手個人としては開幕投手から始まりましたが、5月にはファーム調整もありました。一軍復帰してから5連勝があっても、自分の中ではしっくりいっていなかったと?
いってなかったですね。体が動いていないことに気づいたのがファームに行ってからで、その前はどうして悪いのかわからない、どうしてボールをうまく操れないのかわからなかったんです。投げているボールとの感覚も合わなくて、開幕戦を除くと納得いく試合は一試合もなかったというのが僕の感覚と本音ですね。
―今年も開幕ローテはもちろん、開幕投手を狙うと。しっかり公言するところが青柳投手らしいと思いました。
はい。投げたいものは投げたいので(笑)。先発ピッチャーであれば、二軍の選手だろうが誰だろうが、目指すべきは開幕だと思っていますし、僕はまだ第一線で戦うつもりなので、それであれば開幕投手を狙いにいくのが当たり前だと。だから聞かれれば「もちろん開幕戦で投げたい」と言いますし…投げなきゃいけないと思っています。
―そんな強い思いを持って臨むシーズンに向けて、改めて意気込みをお願いします。
僕にとって野球人生を左右するような一年になると思っています。若い選手がどんどん力をつけている中でもうひと踏ん張りして上がっていかないと、僕なんかすぐ抜かれるので。本当に大事な一年になってくると思っていますね。