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クローズアップインタビュー 貫く、強い気持ち

(月刊タイガース6月号からの抜粋)
このインタビューの完全版は、月刊タイガース6月号(6月1日発売)4〜9ページで!

―WBCの歓喜からすぐに開幕して約1カ月半が経ちました。あっという間に感じませんか?
 そうですね。ここまではあっという間という感じがします。

―3月21日に世界一を勝ち取り、23日に帰国して31日のセ・リーグ開幕から出場。息つく間もなくずっと張り詰めている感じでしょうか?
 WBCが終わってから一回気持ちが切れてというか、そこで一回終わって、またすぐシーズンが始まるというところだったので、短い期間ではあったんですが、しっかり気持ちを休めて、シーズンが始まる時にはまた新たな気持ちで頑張ろうと思っていました。でも結構バタバタが続く中で気持ちを作らないといけなかったので大変ではありました。

―それでも、シーズンでは昨年以上の活躍を見せてくれています。ここまでを振り返っていかがですか?
 まずはケガなく、毎試合最後まで出られているので、そこは一番良いところかなと。今シーズンからセカンドをやるにあたっていろいろ不安な部分も多かったんですが、それも今はなく、順調にプレーできているかなと思います。

―このインタビューを準備している段階では、「まだノーエラーですね」という話ができると思ったんですが、昨日(5/11)今季初のエラーが記録されました。それでもここまでは、ご自身でも予想以上という部分はありますか?
 自分自身、ここまで数多くの打球を捌いてきた中で、一つもエラーをしなかったということ自体がちょっと信じられなかったというか。正直いつかはするものだとは思っていて、どこまで(ノーエラーが)続くかなと考えていたので、昨日一つやってしまいましたけど、今日からまた新たな気持ちでやっていければいいかなと思っています。

―驚くようなファインプレーも含め、安定感のある守備でチームを助けています。好守備ができている要因は?
 やっぱり気持ち的に少し余裕ができたことだと思います。ショートの時より投げる距離が短い分、無理に前に突っ込んでいかなくてもいいですし、バックステップを踏みながらでも投げられるので、しっかり捕ることに重点を置いている分、捕球ミスが減っているんだと思います。気持ちの余裕がある分、今年はそういうイージーミスが減っているのかなと。

―中野選手は今年で3年目。同期では1年目から活躍している伊藤将投手や佐藤輝選手に加え、村上投手や石井投手も出てきました。この世代でチームを引っ張るという意識も出てきていますか?
 2年間ずっと試合にも出させていただきましたし、そろそろ自分が引っ張っていかないといけないなというのも感じています。同期の伊藤やテルはずっと試合に出続けているので、この三人でチームを引っ張っていけるような存在になっていければと思っています。

―“アレ”を目指す今シーズンですが、当然監督が代わればチームの雰囲気も変わると思います。今のチームの雰囲気はどう感じていますか?
 ベンチの中でもしっかり声が出ていますし、本当に良い雰囲気の中で野球をやれています。あとはしっかりとやるべきことをやっていければ、アレには向かっていけるかなと。もっともっと、雰囲気を良くしながらやっていければいいですね。

―今後の意気込みをお願いします。
 なかなか点が取れず、という日々もありますが、しっかりとタイガースらしい野球をして、アレに向かって全員で一丸となってやっていきたいと思います。応援よろしくお願いします。





月刊タイガース今月号

月刊タイガース6月号

6月1日発売
定価600円