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クローズアップインタビュー 大山 悠輔

(月刊タイガース4月号からの抜粋)
このインタビューの完全版は、月刊タイガース4月号(4月1日発売)4〜9ページで!

―オープン戦が始まり、甲子園に戻ってきました。開幕まで1カ月を切りましたが、気持ちの高まりはいかがですか?
 気持ちはもう作っていますし、「あと1カ月もない」というふうに思っています。でも焦ることなく、開幕も大事ですけど、一年間を考えていかないといけないので、そのあたりの調整というか、気持ちの作り方をしていますね。

―甲子園で久々に生の歓声を聞いて、自然と気持ちが高まる部分もありますか?
 そうですね。やっぱり自然と気持ちも上がります。ここ何年間か静かな球場だったので、ちょっと違和感はありますけども、少しずつ戻ってきたなという感じがしますね。

―大山選手が入団してからの六年間のうち、半分がコロナ禍でのプレーなんですよね。逆にファンの歓声が「違和感」だというふうになってしまった?
 やっぱり変な感じはしますし、良い意味でも悪い意味でも(笑)、戻ってきたな、という感じがします。

―佐藤輝選手や中野選手など、入団時から声援がないのが当たり前という選手もいます。
 そうですね。いくら練習していても、試合になったら予想外のハプニングもありますし、そういったこともいろいろ頭に入れながらやっていく必要があると思います。ジェスチャーだったりアイコンタクトだったり、いろんな方法があるので、それぞれの一番良い方法を見つけていきたいです。

―気づけばチームの中でも上から数えたほうが早い年齢になってきました。最近は「若い選手に好きなようにやってほしい」とよくおっしゃっていますが、「好きなようにやる」というのは、気を使わずに、思い切り、という意味ですか?
 何て言うんですかね、「チームがチームが」っていうのを考えるのではなくて、まずは自分の持っているものを全て出してもらいたいと。僕が若い時に先輩たちにそうしてもらったように、今度は僕がそういう立場になりたいです。まだまだですけど、少しでもそういう力になりたいなと思っています。

―大山選手が入団してから、優勝まであと一歩というシーズンも何度かありました。今こうしてチームを引っ張る立場になって、その「あと一歩」を埋めるために必要なものはどういうものだと感じますか?
 どうですかね…正直わからないですね。まだ優勝したことがないですし、そのあと一歩が何かっていうのはわからないですけど、シーズンをやっていく中で、いろいろ課題が出てくると思うので、それを一つ一つ全員で潰していければ、近づいてくると思います。まずはチーム全員が同じ方向を向かないことにはだめだと思うので、同じ方向を向けるように、その中心に僕が立てるようにやっていくことが大事かなと思っています。

―シーズンに向けてファンの方へ一言お願いします。
 今年は声出し応援もできるということなので、ここ何年間の鬱憤というか、そういうものを球場に来て晴らしてもらいたいです。僕たちが良いプレーだったり勝ち試合を見せることで喜んでもらえると思うので、そういう試合を多く見せられるように頑張りたいです。





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