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クローズアップインタビュー 青柳晃洋

(月刊タイガース2月号からの抜粋)
このインタビューの完全版は、月刊タイガース2月号(2月1日発売)4〜9ページで!

―青柳投手は今年からここ静岡県沼津市で村上投手、岡留投手らとともに自主トレを行っています。良いところですね。
 はい、すごく良いと思います。

―昨年までは単独で自主トレを行っていましたが、こうして後輩や同級生と一緒に過ごす意義はどう感じていますか?
 今までは、自分さえ良ければいいと思っていたんです。プロ野球選手ですからね。その中で、やっぱり「優勝したい」という気持ちがすごく芽生えてきました。新たに村上が10勝して、岡留が50試合投げるというような底上げがあったら、チームとしてもっと上に行けるのかなと。村上も岡留もすごいピッチャーなんですけど、二人とも去年「少しもったいないな」と思っていたので、この二人と一緒に練習しようと思いました。

―昨シーズンは13勝4敗で投手三冠にベストナインも獲得。個人的には素晴らしいシーズンだったと思いますが、チームとしては優勝には届きませんでした。
 チームが優勝できていないので、そこは本当に心残りです。個人としてはコロナ感染から始まったので、迷惑をかけたなというところから、頑張って頑張って駆け抜けた結果、三冠というタイトルをいただけてうれしく思いますけど、今年に関してはまず優勝したい。自分がタイトルを獲れなくても優勝したい、優勝ピッチャーになりたい、そういう思いが強いです。

―トントン拍子で10勝に到達して、外からはあっさりと2年連続の二桁勝利を達成したようにも見えますが、続けて結果を出すことの難しさは感じましたか?
 めちゃくちゃ難しかったです。ローテーションも4年目になって、ずっと投げていればずっと同じ相手と対戦しますからね。パターンも配球もボールもバレていますし、去年抑えたからといって、そのままでいったら多分勝つことができないと思うので。何かを変えなきゃいけないですし、変える勇気も必要で、しかも成功させないといけないのは難しかったです。あとはちょっと、「勝って当たり前」の雰囲気が生まれてきているのを感じて、そういうところもすごくプレッシャーでしたね。

―監督、チームメート、ファンの信頼に応えるべく、どんなシーズンを思い描いていますか?
 やっぱり最後は笑って終われるようにしたいですね。僕たちはゲーム差なしで2位というのも、CSで負けたりすることも経験していますが、最後笑って終わることはなかなか経験できないので。最後は岡田監督流で言うと“アレ”で締めて、ファンも選手も、みんなが笑顔で終われるようなシーズンを迎えたいと思います。





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