(月刊タイガース6月号からの抜粋)
このインタビューの完全版は、月刊タイガース6月号(6月1日発売)4〜9ページで!
―今季はここまで全試合でスタメン出場。実戦復帰が3月に入ってからだったとは思えないくらいですが、開幕からのご自身をどう振り返りますか?
少し不安もある中でスタートした開幕ではあったんですが、ここまで個人としてはバッティングにしても盗塁にしても守備にしても、非常によくできているんじゃないかなと思っています。
―打撃面は開幕からコンスタントにヒットが出ていますが、ここまでの状態をどう感じていますか?
開幕して少し経った4月初めくらいはあまり状態が良くなくて、足の上げ方をもう一度考え直したりしました。バッティングコーチやスコアラーさんからいろいろ教わったことを踏まえて試行錯誤しながら、何とかここまで良いバッティング内容でやれているんじゃないかなと思っています。
―盗塁はここまで8個。今季は50盗塁を目標として、企図数も増やしたいとおっしゃっていましたが、ここまでの感触はいかがですか?
足の状態がありながらもここまで8個走ることができているのはまずまずだと思います。数的にはもっと増やしたい気持ちもあるんですけど、チーム状況も踏まえて走るタイミングをなかなか見つけにくいこともありました。あとは塁に出ることが少ないと、これはフォアボールが少ないということにもつながるとは思いますが、走る機会もなかなか多くならないと思うので、塁に出ることを優先的に考えてやっていきたいですね。そうすれば盗塁数も増えてくると思いますし、塁に出たら常に初球から狙っていきたいなと思っています。
―今年のプロ野球は観客の入場制限がなくなり、中野選手にとっては初めて超満員の甲子園でのプレーとなりました。率直にどう感じましたか?
本当に周りを見てもたくさんのお客さんがいるなと感じましたし、満員の時と満員じゃない時では球場全体の雰囲気や、点が入った時、良いプレーをした時の盛り上がりが全然違うなと感じました。まだ声を出せない状況ではあるんですが、満員の甲子園を経験できたことは自分にとって大きいですし、たくさんのファンの前でプレーしたいと改めて思ったので、非常にたくさんの応援をいただけてうれしいです。
―ファンの方にこれからの決意をお願いします。
本当に苦しい状況ではあるんですけれども、たくさん応援してくださるファンの方がいるので、ファンのみなさんのためにも、ここから逆襲するタイガースの姿を見ていただけたらなと思っています。