トップに
戻る
ぼくら未来の若虎!
野球を一生懸命がんばる少年少女を、月刊タイガースが応援していきます。
詳しくは、月刊タイガース9月号P38〜P39をチェック!
和田豊氏によるワンポイントレッスン!
鹿児島県鹿屋市 大隅鹿屋タイガース

ピッチング
中倉大尉志くん 中学3年生
(なかくらたいし)

ピッチング
秋田勇雅くん 中学3年生
(あきたゆうが)






肘の故障もあってまだ全力では投げられないようだけど、素晴らしい資質を感じます。腕を振るコツを知っている、プロの投手に近いピッチングフォームだね。腕が振れるし、しなやかさがあるので、たぶんコントロールも安定しているし、キレのいい球を投げられるんじゃないかな。このフォームは作ろうと思ってできるものじゃない。気になるところはないね。今は焦らずに、この時期しかできないことがあるから、しっかりランニングをして、下半身を強くしていこう。





すごくピッチャー向きのバランスのいい体型をしているね。ただ、ステップの幅が狭すぎて、詰まって担ぐような投げ方になっている時がある。そうなると③のフィニッシュで突っ立っているように見えるから、あと一足くらい広げてみてはどうかな。動画を見るとステップの幅にばらつきがあるので、いい形で投げられる時と投げられない時の差がある。歩幅を投球練習の前に確認して、そこに必ず左足を踏み出せるように心がけよう。常に②の写真のようにしっかり胸が張れるように安定してくれば、もっと球速も上がってくると思うよ。

バッティング
新有留優斗くん 中学3年生
(しんありどめゆうと)

バッティング
佐野海くん 中学3年生
(さのかい)






構えが現役時代の今岡(誠)によく似ているね。バックスイングの時も右足にしっかり体重が乗って、トップでもしっかり距離がとれている。インパクトの形も良いんだけど、②の時に左肘が伸びすぎなので、インコースは詰まりやすくなるかもしれない。もう少し肘に余裕があってもいいかな。フォロースルーも大きいし、長距離バッターとしての資質があるね。③でステップした時に、左足の踏み込みが弱くて早くはがれてしまうので、拇指球で着地してしっかり土を掴んで、スパイクの内側で回れるようになれば、もっと飛距離が出ると思うよ。





いかにもミートが上手そうな構えをしているし、上体の力が抜けてグリップも良い位置にある。②のインパクトもヘッドが立っているし、当てることに関してはすごく良いものを持っている。ただインパクトの時にもう少し押し込む時間が欲しい。それがあると、もっと速い打球が行くし、ワンランク上のバッティングができると思うよ。それと、③の写真ではきれいだけど、スイングした後に崩れてしまうことがあるので、もう少し下半身にどっしり感が欲しい。ミートが上手な分、上体で打ちに行ってしまうところがあるから、下半身主導という意識を持って練習してみよう。
指導者の方からの質問にもアドバイス!

●打順の組み方について質問です。一番は足が速い、二番は小技が上手、などがよく言われるセオリーですが、少年野球だと強打者から順に並べていくという考え方もあります。和田SAは監督時代、打順の構成についてどのような考え方を持っておられましたか?

打順に関しては正解がないんだけど、要は「線」を作らないといけない。上位から強打者を並べるのも一つだし、強打者とつなげる選手を交互に置くのも一つ。僕は「三番最強説」というか、三番に一番穴のないバッターを置きたかった。四・五番は勝負強いバッター。一・二番は足が速くて小技ができる。六番はランナーを残して回ってくることが多いので、五番の“ミニ版”と言うか、五番と六番をどっちにしようか、というくらいすごく大事。六番にもクリーンアップと呼んでいいくらいの選手を置けると、打線に厚みが出る。七番は、率が悪くても一発があるとか、意外性のあるバッターというイメージだね。
 一番信頼できるバッターをクリーンアップに置いて、そこにつなげようという“核”を作ればいいんじゃないかな。それが、打つだけのつながりだけじゃなくて、「この選手に回せば点が入る」という心のつながりにもなる。そういうのも、点を取る上で大事なことなんだよね。




あなたのチームを月刊タイガースで紹介します!
「ぼくら未来の若虎!」参加チーム募集中!


「将来タイガースの選手を目指しています!」「元気に練習しています!」そんな野球少年少女たちを応援する「ぼくら未来の若虎!」。月刊タイガース記者が少年野球チームの練習風景を取材に伺い、誌面でご紹介します。取材した写真を元に、阪神タイガース和田豊SAにアドバイスをもらう、誌上ワンポイントレッスンも実施します。チーム代表者の方の住所・氏名・年齢・電話番号(携帯電話)と、チーム名・人数・活動場所・これまでの実績・チームのPRポイントをお書きの上、メールまたはハガキ、封書で下記宛先までお送りください。採用されたチームの代表者の方に、編集室からお電話を差し上げ、取材日程等詳細をご相談させていただきます。

※チーム単位でのご応募となります。原則としてチーム代表者の方がご応募ください。
※小、中学生までの野球チームを対象とします。

宛先:〒556-0029 大阪市浪速区芦原1-3 月刊タイガース編集室「ぼくら未来の若虎!」係
メール:tigers@toyo-s.co.jp ※件名を「ぼくら未来の若虎!応募」としてください。

※締切はありません。一度ご応募いただいたお申込みは、その後も1年間ストックの上、選定させていただきます。

月刊タイガース今月号

月刊タイガース9月号

9月1日発売
定価410円(税込)

月刊タイガース携帯サイト

ケータイでバーコードを読み取ろう!/月刊タイガース携帯サイト