(月刊タイガース3月号より抜粋)
孤高の求心力
―福留選手にとって今年は、実にプロ22年目のシーズンとなります。タイガースとしても8年目ですから、中日での9年とさほど変わらなくなりました。早いですね。
うん、あっという間ですよね(笑)、この8年は。もう8年も経つのか、という感じがします。
そうなんですよね、なかなか優勝ができてなくて。そういう意味では悔しい8年です。やっぱりチーム自体が大きく変わっていくためには、何とかそろそろ優勝しないと、という年数じゃないですか。
―そしてこれから迎える22年目のシーズンですが、そこに向けての今の福留選手の思いは、どういうものですか?
僕個人としては、とにかくケガ無く一年、何とかしてグラウンドに立ち続けたいと思います。そういうところを目標としてやっていければいいと。チームとしては、何とかして「勝つ」ということ、そこをどん欲に、こだわってやっていきたいと思います。去年の最後の6連勝みたいに、全員がこの試合を「何とかして勝つんだ」、「絶対負けられない!」という、それくらいの気持ちでシーズン一年を戦っていきたいですね。なかなか全員が揃ってそういう思いを一年間、というのは難しいかもしれませんが、そういう気持ちをもち続けることができれば、またチームも変わるのかなっていう思いはあります。