(月刊タイガース2月号より抜粋)
支え、挑み、勝ち切る
―昨年またキャリアハイを更新して、2年連続のゴールデン・グラブ賞を受賞。着実にチームの主力になっていく中で、年々シーズンに向かう気持ちは違ってきているのではないですか?
数字は出続けるとついてくるものなので、また超えるためにどうしていくか考えていくんですが、昨年は数字以上に決勝打を打つとか、大事なところでキャッチャーとして助けてあげられたり、そういうインパクトがすごく大事だと改めて思いました。だから今年も、そういう数字以上のところでファンのみなさんに喜んでもらえるようにやっていきたいと思っています。まだまだベテランでもなく中堅なので、いろんなことにトライして、守りに入らないようにしていきたいですね。
やっぱり優勝したいという思いが一番強いです。個人的にはまたキャリアハイを目標にしながら、キャッチャーとしては負けない先発ピッチャーをたくさん作りたいですね。先発に負けが付くってことはだいたい五回持たずに降りているってことなんですけど、六回、七回まで投げてくれると、接戦か勝っているかということなので。例えば昨年の西さんにしても、ゲームは作った中で、最後もうひと踏ん張りのところで点を取られて負けが付いてしまったこともあったので、そういうところも含めて負けない先発をたくさん作りたいです。そして中継ぎにつないで勝って行くというパターンを作って、優勝に貢献したいですね。