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Close up Interview 秋山拓巳

(月刊タイガース11月号より抜粋)


柱になるために

―今シーズンは開幕からローテーションに入ってここまですでに8勝。シーズンのスタートはどういうものでしたか?


 開幕ローテの6番手でシーズンに入ったんですが、西さんという柱がいて、青柳と(髙橋)遥人という飛躍の年にしてほしいっていうチームの期待をかけられている2人がいて、その中の最後に僕っていう中だったので、まずはしっかりローテーションに定着できるようにしようという作業から入ったシーズンでした。


―今シーズンも残りわずかとなりましたが、タイガースでは藤川球児投手が今季限りでの現役引退を発表されました。秋山投手にとっても大きな存在だったと思いますが、最初に引退を聞いた時の思いはどういうものでしたか?

 本当に球児さんがいなかったら、僕は今タイガースで野球をやれていないと思うので、まずはとにかく感謝の気持ちがありました。実際にマウンドで投げておられる時以外でも、チームをまとめる存在感っていうのは 僕の中では一番助かっていたものなので、球児さんがいなくなるタイガースは考えられないし、今後不安を感じるところもすごくあります。

―3年ぶりの2ケタ勝利まであと2勝となりました。意識は強いですか?

 今年に関してはローテーションの6番手からスタートして、どういうシーズンになるかも本当にわからなかったので、あまり数字の目標を立ててはいなかったんですけど、こうして助けてもらいながら今8勝できているので、あと2回か3回の登板で、助けてもらっている分を自分のピッチングで取り返すというか、しっかり目指している姿勢を試合以外の部分から見せていきたいなと思います。

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