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Close up Interview 西 勇輝

(月刊タイガース4月号より抜粋)

背負い背追われる

―今は日本中、世界中が新型コロナウィルスの影響で大変な状況になってしまっています。しょうがないことではありますが、プロ野球も延期が決まり、現時点ではまだ開幕日が見えていません。開幕に向けて宙ぶらりんな状態で、そういう不安もあるかと思いますが。

 いや、自分自身の不安とか、開幕に対する不安っていうのはないですね。それよりも今は日本のことというか、経済や社会全体の環境とかが大変だなと思いますので、もちろんそういうところが優先ですよね。人の命にかかってくることなので。僕らプロ野球選手だって、かからないわけではないですからね。そういうことはしっかり考えて動いた方がいいんじゃないかなと思っています。


―迎えるシーズンに関しては、キャンプの結構早い段階から矢野監督は西投手の開幕起用を明言されていました。この開幕投手ということに関しては、「143分の1」という考え方もありますが、やっぱり監督が「西しかおらんやろう」と言われるところに、感じるものもあるかと思います。

 自分の中では、143試合の中の一つということで、考え方によっては気楽といえば気楽かなと。もちろんスタートダッシュを決めるために、その1試合目が大事だということもわかっていますし、でもどの試合も大事な試合ですし、そういうことをすべて考えた上で、いろいろなことをくみ取りながらやっています。僕はそれよりも、どちらかというと最後に優勝を決める試合のほうがすごく大事な試合なんじゃないかなと思いますけどね。

―ファンの人も今はこういう状況で野球に飢えていると思いますし、シーズンへの期待も余計に高まってくると思います。まだ先行きは不透明ですが、ファンへのメッセージとしては、どういう言葉を?

 まずはこの事態が収束してからの話ですよね。世間の状況が何とか早く改善してほしいです。そして状況が落ち着いた時には、ファンの人たちが安心して、楽しんで野球を見てもらえるように、そのために今、僕らは最善の準備をするだけだと思います。



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