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Close up Interview 近本光司

(月刊タイガース12月号より抜粋)

輝く第一歩

―この秋季キャンプも最終クールに入りました。毎日トレーニングに明け暮れてどっぷりと野球漬け。充実ぶりがうかがえます。

そうですね、たくさんバットを振ったりして、量をやったから自信につながるということもあるとは思うんですけど、それよりも自分がやろうとしていることだったり、やりたいと思っていたことがしっかりできている、ということのほうが充実感は大きいと思います。




―個人的な取り組みとしては、どういうところを重点的に考えていますか?

技術的なことっていうのは、いろいろたくさんあるんですけどね。でもシーズン中に打席に入る前とか打席の中で、「こうかな?ああかな?」って考えることは無くすほうがいいと思うので、そういうことを意識して、このキャンプではできるだけ考えてバッティングしたり、できるだけ考えて走塁をしたり守備をしたり、そういうことを心掛けています。


―プロ1年目のシーズンを終えてこのキャンプに臨んでいるわけですが、そのシーズンを終えた率直な印象としては、どういうものが残りましたか?

まずシーズンを通して一軍で試合に出させていただいたことは、自分の中では良かったと思います。一軍と二軍を行ったり来たりというよりは、しっかりと一軍での一年の流れを感じられたし、やっていく中で試合の疲れをどういうふうに体が感じるのかとか、頭が感じるのか、そういうことを1年目に経験できたことは大きな収穫でした。


―1年目のシーズンを終えてみて、結果としていろんな数字や記録、タイトルも残りました。そういう記録やタイトルというものにはあまり執着がないと?

あまりないですね。その数字って今だけのもので、来年のシーズンになるとまた0からになるので。まあ1年目で盗塁王を獲れたこと、新人の最多安打を更新したっていうことはもちろんうれしいんですけど、それはまた来年になると関係ないというか、一年一年が勝負になってきますから。そういうものを引きずっていても全然いいことはないので。自分はしっかりやるべきことをやるべきだと。だからあまり執着はしないようにしています。


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