(月刊タイガース3月号より抜粋)
すべては勝つために
―矢野監督に変わって迎えたこのキャンプ、自主性ということが言われていますが、そういうところで周りを見ていて具体的に変わりつつあると感じられるところは何かありますか?
そうですね、本当に自分たちでいろんなことを考えて、毎日やっているなっていうのは感じます。そうやってやってきたことがいいのか悪いのか、それは実際にシーズンに入ってやってみないと わからないし、今すぐに答えは出ないですけど、もしそれが悪かった、うまくいかなかった時も、それが一つの引き出しになるわけですからね。やらないでダメだと決めつけるよりは、やって失敗して、それでまた成長するということですよね。若い選手にはそれができるわけですから。
もちろん自分自身がレギュラーとして常にゲームに出ていたいという思いは強いですし、そのつもりで準備もしています。若い選手に負けるつもりもありません。その上でやっぱり今言ったようにチームが勝つということ、そこに僕だけでなくみんながいかに強いこだわりが持てるかだと思います。シーズンの中には良い時も悪い時も絶対にあると思うので、その悪い時に僕らがいかに踏ん張れるかですよね。良い時ってやっぱり若い選手は勢いがあるし、それは強いと思います。でも悪い時に僕らが踏ん張って何とかできるように、それで結果は大きく変わってくると思います。自分としてはそこを頑張ってできるようにしたいですね。